なぜ自分がシャニマスにこだわるのか ~一人の技術者として、一人のアイマスPとして~

はじめに

ポエムです。 個人的に思ってることをつらつら書いただけです。

また、技術的な話のところは筆者の知識不足と、分かりやすさ重視から来る間違いや単語の誤用があるかもしれません。 話の大筋として合っているならご容赦ください。 また、明らかにこれは間違ってるという箇所があれば教えてください。

2018年2月7日、未来を見た日

前々からアイドルマスターの完全新作シリーズの知らせは告知されていましたが、この日ついに詳細が発表されました。 (自分は生配信は見れなかったので、タイムシフトで後から見ました)

「これは絶対流行る、シャニマスは既存のアイマスコンテンツと並ぶ大きなコンテンツになる」

そう確信した瞬間でした。

自分がシャニマスにこだわる理由

自分は一応、アイマスは全シリーズをザッと追ってるんですが、 特にシャニマスに関しては他のコンテンツとは少し違うこだわりがあります。

ここまで書いておいて何ですが、一人のオタクとして見ればシャニマスは数ある中の一つのアイドル系コンテンツです。 正直、今やアイドル系コンテンツはたくさんありますし、コンテンツ的にみればシャニマスは目新しい点は全く無いと思ってます。 今もそうですし、たぶん今後もそんな感じだと思います。

ただし、アイマスPとして見たときには少し変わってきます。 一人のアイマスPとしてのシャニマスは、アイマスの「定番」と「革新」を良い感じにミックスして、今までのアイマスとはまた違う、 まさに次世代を感じさせるコンテンツです。 そろそろサービス開始1周年と1stライブも控えている現在も、それ変わりません。

なぜそう思ったのかと細かいところを挙げるとたくさんありますが、例えばキャラクターのビジュアル。 今までのアイマスのキャラクターたちと違って、非常に線が細くて繊細かつ美麗という印象を受けました。 他には、例えばゲームシステム。 今までのアイマスの細かいネタや定番を拾いつつ、フルボイスかつ稠密なシナリオで魅せるという雰囲気を感じます。 自分がオタクとしてアイマスPとしてシャニマスを一言で表すなら「繊細」「美麗」「緻密」という単語を使います。

まさに、「シャニマスは文学」

また、シャニマスに関してはオタクとしてアイマスPとして以外に、一人のWeb系の技術に携わる技術者として、「未来」を感じています。

なぜシャニマスに未来を感じるのか

ここからはオタクとしてではなく、一人の技術に携わる者として話をしていきます。

突然ですが、この記事を読むのにどんな端末を使っていますか? OSはスマホならiOSAndroid、PCならWindowsmacOSだと思います。 ここでLinuxBSDなんかを挙げる人は「ソフトウェアの自由」の話は分かってると思うので回れ右をして大丈夫です。 (Androidも一応Linuxではありますが...)

例えば、急にMicrosoftが「WIndowsを使ってる人から、明日から毎月9万円取るよ」と言うかもしれません。 Microsoftが急にそんなことを言うとは思えないですが、まぁ可能性としてはあります。 理由はともかく、急にあるメーカーのコンピュータを使えなくなるとどうなるでしょうか?

今のところ、例えばiOSがダメならAndroidに移行という選択肢があるかもしれません。 ただし、これがWindowsならどうでしょうか? 間違いなく、世界中で大混乱が起きます。 それまで動いていたソフトウェアは一瞬でただの0と1の記号列になり下がり、 それに伴って影響範囲は経済、通信、情報...。 Windows上のソフトウェアを他の環境で動くようにしなければいけませんが、それには天文学的な資金と労力が必要でしょう。 おそらく人類的な損失になると自分は思います。

要は、日々便利に使っている端末やそれを動かしているOSは、単一の存在によって独占されると、 非常に危険な状態になりうる可能性があります。 それだけでなく、単一の存在によって独占されることによって競合がいないことから、 その存在の利益を優先して良くないことを企むかもしれませんし、 そうなればプライバシーを侵されたり、利益最優先の不必要で不便な機能を押し付けられるかもしれません。 全ての会社がそんなことを考えているとは思えませんが、基本的に権力や権益というのは時間がたてば腐ります。

ソフトウェアの世界ではここ40年ではありますが、そのような独占しようとする力と戦う文化があります。 自分もその流れにおおむね賛成です。 独占に対抗するには、ただ対抗するだけではなく、技術の力を用いて 「独占を許さない」「独占されにくい」「独占されても問題がない」 そんな仕組みを作る必要があります。 そして、その流れの中で誕生し、今もなお成長を続ける分野としてWebがあります。

普段何気なくしているTwittermastodonなんかのSNSや、AmazonNetflix、メルカリといったサービスは、 PCでもスマホでも、その端末が何であれ、そのOSが何であれ基本的に同じように動作します。 これは、Webの世界が「単一の存在に支配されないように」「支配されても大丈夫なように」と努力を続け、 事前に決めた技術的要件を守っている限り、どんな環境でも同じように動く ということを目指して成長してきたからです。

その結果、独占に対抗するというだけではなく、様々な環境でいろんなコンピュータを持つ人々が同じように利益を受けることができるという、 思わぬ利点もありました。 シャニマスは、そんなWebの技術の上に成り立っています。

シャニマスを技術的に見ると、enzaというHTML5をベースにしたプラットフォームの上で作られています。 HTML5は2010~2015年くらいに流行ったバズワードでもあるんですが、要は 「Webのプラットフォーム上でネイティブのアプリと同じような表現力を実現しよう」 という取り組みであり、それらの技術的要件の決まりの名前です。

そう、シャニマスはまさに「独占と戦うプラットフォーム」の上に成り立っていると言えますし、 どんな端末でも同じようにアイドルに触れ、プロデュースができる自由な場と言えるのです。 それだけでなく、ある企業が 「わが社の基準としてはπタッチなんて機能のあるゲームは...」 なんて言っても、Webというプラットフォームの上ではそれを気にしなくて良いわけです。 権力を持った関係ない第三者ではなく、ユーザーのために本当に必要な価値を提供できる。 Webはそんな技術であり、思想であり、世界です。

HTML5は最初の仕様が2014年に策定されて、まだそこまで時間がたっていません。 2019年現在、いまだに新しい仕様が追加されて行っています。 シャニマスはそんなHTML5を基盤として 「まだまだブラウザ上でネイティブみたいなゲームなんて無理だろう」 という認識だった自分の固定概念をぶっ壊して、Webの、技術の、アイマスPとして未来を見せてくれたゲームであり、コンテンツです。

だから、自分はシャニマスに他とは違うこだわりを持っているのです。

最後に

たいそうなことをツラツラと書いてきましたが、要は風野灯織は最高という話につながります。

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👇優勝後コミュです。ネタバレ注意👇

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いまだにAランク取れない雑魚なんで、Trueはまだです。 早くTrueコミュ見れるように頑張ります。